2017年8月1日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国で14年に起こった旅客船セウォル号事故犠牲者の遺族らを対象に水上レジャーを含む夏のイベントが企画されたが、一部遺族の抗議を受け中止された。

セウォル号事故遺族らの支援を目的に設立された「安山(アンサン)オンマウムセンター」は、湖畔のリゾートとして知られる加平(カピョン)で遺族を対象とした「ホットサマー水上レジャー」イベントを今月8日に開催することを企画、先月31日には、「涼しい自然の風を受けながら水遊びを楽しめるプログラムを準備した」として、遺族に対し参加を呼び掛けるメッセージを送っていた。

しかし一部の遺族は「水(の事故)で家族を失った私たちに水上レジャーを楽しめとは、とんでもない」とこれに激怒、遺族の一人はセンターからのメッセージをSNSなどに公開し、合わせて「セウォル号の遺族が水上レジャーを?本気ですか?」と抗議文を掲載した。

同センターは抗議を受け1日、イベントの中止を決めた。同様のイベントは夏休みのプログラムとしてこれまでも毎年行ってきたとしながらも、「今年は参加呼び掛けの文言を子どもの目線に合わせて書いたばかりに、遺族の気持ちを推し量れず、また傷つけてしまったようで申し訳ない」としている。

この騒動には韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられているが、イベントには賛否両論があるようだ。

反対の声では「支援事業の成果しか頭にないんだね。配慮なさ過ぎ」「企画側も何人か人がいただろうに、誰もこのとんでもない企画を止めなかったとは」「夏だから涼しいイベントということで悪意はなかったんだろうけど、こまやかな配慮が足りなかったね」「共感能力が足りないのは知能そのものが足りないせいだと思う」などが多くの「いいね」を集めている。

一方、賛成派からは抗議した遺族への批判が多く、「もうやめなよ」「人の厚意をこんなふうにしか受け取れないなんて。一生そうしてるつもり?」「こうやって気遣ってやっても文句を言うなら、水のない砂漠に行ったらどうだ?」「風呂には普通に入れるのかな?」との声や、「去年は思い切り楽しんだくせに今年はなぜ?」との指摘もあった。(翻訳・編集/吉金)