2017年7月16日、澎湃新聞は、先日上海地下鉄の人民広場駅に出現した食べ物広告が、市民の間で物議を醸したと報じた。

14日に人民広場駅を訪れてみると、地下鉄8号線コンコース一帯が、黒地に赤い手書き風文字が無造作に書かれた「絶味鴨●」(●はにくづきに悖のつくり、アヒルの首肉を醤油や香辛料などで煮込んだもの)の広告一色になっていた。また、同駅の地下鉄2号線コンコースのほか、隣の南京西路駅にも同じ広告が出現した。

目を引く色彩の広告がコンコース内を「占領」したことについて、多くの乗客は好意的に受け止めている。70代の市民は「格好いいではないか」と語り、若い女性も「今流行している言葉が書かれている。とてもオシャレでいい」と感想を述べた。

一方で「第一印象で何とも言えない不快感を覚えた。うまく言えないのだが、目障り」「低俗的な言葉が並んでいるので、子どもに見せるのが特に心配」「これは広告と言えるのか」という否定的な声も出ている。さらに、ネット上では「この広告、見た目がホラーゲームみたいだな」「血の色で書かれた、文字だらけの広告は、不安感を抱かせる」との意見も見られた。

波紋を呼んだこの広告だが、翌15日に再び人民広場駅を訪れてみると、全て撤去されていた。関係者は「今は社会文化が多様化し、創意もますますオープンになっている。広告自体が法律や法規に違反しているわけではないが、市民のフィードバックや意見を重んじ、全て撤去することにした」と説明している。(翻訳・編集/川尻)