2017年7月18日、米華字メディアの多維新聞によると、米外交専門誌ナショナル・インタレストはこのほど、北朝鮮の最高指導者である金正恩(キム・ジョンウン)氏より恐ろしい核指導者は中国の毛沢東だと指摘している。

北朝鮮は4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行った。米国、韓国、日本などは金正恩の核武装計画により絶え間ない脅威にさらされている。だが歴史上、金正恩が及ばない核指導者が少なくとも1人は存在した。それが中国の毛沢東だ。

毛沢東が数十年間戦争と混乱に陥った中国に統一をもたらした変容的で歴史的な指導者であることは疑いようのない事実だ。だが彼は権力を引き受けた瞬間から、核戦争に「無邪気な」態度を取るようになった。

この中国の革命的指導者は、米国と敵対するだけでなく、重要な大国のソ連との力比べも惜しまなかった。中ソの紛争は1969年、中国軍がソ連の国境警備隊を襲い、50人の兵士を殺害した際に頂点に達した。毛沢東ははるかに強力で核武装した国との戦争の危険にさらされた。

毛沢東の最も恐ろしい側面は、中国が1964年に最初に実験した核兵器に関する彼の見解であった。ソ連は当初、中国が独自に核兵器を建設するのを支援することに同意した。だが毛の核戦争に対する「遠慮のない」態度に対する懸念から、支援を打ち切っている。

毛沢東は1955年、フィンランド大使に核戦争に対する自身の見解を次のように語っている。

「中国の人々は、米国の『原子の脅迫』の脅しに屈してはいけない。わが国の人口は6億人、面積は960万平方キロメートルだ。米国の原爆では中国人を一掃するには数が足りない。たとえ米国の原爆が中国に落とされても、たとえ地球に大穴が開いても、あるいは地球が粉々に吹き飛ばされたとしても、太陽系にとっては大きなことかもしれないが、宇宙全体から見れば取るに足らない」。

毛沢東がこの時初めてこのような議論をしたわけではない。米国とソ連がともに、中国の核武装計画に対する予防的攻撃を開始することを真剣に考えていたことは不思議ではない。結局、どちらの側も引き金を引くことはなく、中国は核保有国となり、抑止が始まった。

米国が北朝鮮の急速な核の進展に極度に関心を向ける必要はないと言っているわけではない。過去の実績は将来の結果を保証するものではない。だが毛沢東の例は、米国が金政権に対する抑止オプションを排除すべきではないことを示唆している。(翻訳・編集/柳川)