2017年7月24日、韓国・テレビ朝鮮は、ソウル北部に位置する道峰(トボン)・江北(カンブク)区一帯で、親指ほどの大きさのカミキリムシが群れを成して現れ住民たちが不安を募らせていると報じた。両区は一部に北漢山(プカンサン)国立公園を擁し、ソウルの中でも山がちな地形が広がる。

区内を歩いてみると、路上や街路樹はもちろん、住宅の室内やスーパーなど、至る所でカミキリムシが見つかる。SNSの書き込みなどによると、一帯でカミキリムシの出没が目立ち始めたのは、今月20日ごろからのようだ。

SNSには、「数百匹を目撃した」「(虫があまりに多く)傘を差して歩くほど」「ゴキブリみたいに湧いてくる虫が数十匹、道で死んだり飛び回ったりしている」との目撃談や証拠写真が続々と投稿されている。

江北区に暮らす高齢の男性は「妹が怖くてたまらないというので捕まえてみたら13匹も捕まった」と話し、また別の住民は「子どもが登校中に、数十匹死んでいるのを見てショックを受けた」「夕方になると飛び回るから外に出るのが怖い」などと訴えている。夜は虫が光に集まるため、コンビニエンスストアの店員は「夜になると虫がガラス窓にべたべたとくっついているのはもちろん、店内にまで入ってきて困る」と話す。

区の調査によると虫は「ミヤマカミキリ」と呼ばれる種類で、専門家らは大量発生の原因について、最近の高温多湿の環境により北漢山に生息する個体数が増え、都心にまで「襲撃」してきているのではないかとみている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「虫のために傘まで差さなきゃいけないとは、実に気の毒」「写真を見ただけで気持ち悪い」「カミキリムシの天敵はいないの?」などのコメントが寄せられたほか、「地震の前兆じゃないよね?」と不安を訴えるもの、また「世も末だな」「確かに最近湿気がものすごい。僕が小さい頃は暑くても湿気はここまでじゃなかった。異常気象も環境破壊もみんな人間の罪だ」といった指摘もあった。(翻訳・編集/吉金)