2017年7月28日、韓国・ヘラルド経済によると、ソウルや京畿道、仁川など首都圏が記録的な豪雨に見舞われた韓国で、半地下に住む住民からの助けを求める通報に対し、担当の公務員が“予想外の対応”をしていたことが分かり、非難の声が相次いでいる。

京畿道始興市の半地下住宅に住むチョさん(49)は最近、1時間に96ミリという記録的な大雨の影響で家のトイレの下水が逆流する被害を受けた。チョさんは午前10時ごろに市庁に電話をかけ、家の前の地下にある下水道管に設置された逆流防止装置が作動していないことを伝えた。しかし、電話を受けた公務員は「市が管理する部分ではない」と言って支援要請を拒否したという。

さらに、チョさんが繰り返し助けを求めると、担当の公務員は「私たちが半地下の家を建てるよう指示したわけでもなく、あなたが好きで半地下に住んでいるのでは?なぜ私たちがあなたの分まで管理しなければならない?女性の力でマンホールのふたを開けられないのなら、男性を呼んでくればいい」と声を荒げたという。

逆流防止装置とは下水が低地帯の住宅に逆流するのを防ぐ装置。始興市は2010年に国の支援を受けて103個を設置したが、「管理義務の規定がない」との理由で半地下に住む住民らに管理を任せてきた。

これに対し批判の声が相次ぐと、始興市は「市長がチョさんに電話をかけて謝罪した」とし、逆流防止装置を市が管理する案を検討することを明らかにした。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「そんな人がいるなんて信じられない」「そんな対応を受けるために私たちは税金を払っているのではない」「メディアが報道したから渋々謝罪しただけ。実際は全く反省してないよ」「一般人がマンホールを開けられると思う?」「韓国の公務員試験は暗記力のテストであって人間性は見ていない。これがこの国の現実」など担当の公務員への非難の声が数多く上がっている。

一方で「電話の録音記録を公開して。住民の言い方もひどかったのでは?」「公務員は何でも解決してくれるスーパーマンじゃない」「間違ったことは言っていない。そういう危険を承知の上で住むべき」など公務員を擁護する声もみられた。(翻訳・編集/堂本)