2017年7月30日、人民日報は記事「熱き大閲兵式が伝えた五つのシグナル」を掲載した。

8月1日は中国人民解放軍の創設記念日である八一建軍節だ。今年は90周年という節目となる。記念日に先駆けて、7月30日に内モンゴル自治区の朱日和訓練基地で閲兵式が開催された。建軍節での閲兵式は史上初だ。習近平(シー・ジンピン)総書記は迷彩服姿で参加している。

この閲兵式からは五つのメッセージが発せられている。第一に中国人民解放軍の実践能力を示すこと。従来とは異なり、軍楽隊や合唱団、観客はおらず、儀仗兵も礼服ではなく迷彩服での参加となった。まさに実戦能力を誇示する舞台だ。

第二に軍改革の成功を確信させたこと。戦車隊など36の部隊が方陣を組んで行進したが、情報化、精兵化など新時代に合わせた改革が進んでいることが明らかとなった。

第三に人民解放軍が世界一流の軍である。2015年9月の閲兵式からまだ2年しかたっていないが、今回登場した兵器のうち40%は新たに開発されたものだ。中国が最新鋭兵器を開発、製造する能力を証明している。

第四に中国が周辺地域の安定に絶対の自信を持っていることを証明した。北朝鮮情勢、韓国の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備など近隣には多くの問題があるが、人民解放軍は対応するに十分な能力を持っている。習近平総書記は「我らの英雄軍隊を信頼している。侵略者を撃退する力がある!」と講話で強調した。

第五に中国は自らがなすべきことをなす力があると証明した。過去数年、中国は軍改革を進めてきたが、実際の成果について疑問を投げ掛ける声もあったようだ。しかしながら閲兵式で見せた威容はそうした疑問を払拭する力があった。軍改革以外にも中国には貧困撲滅、環境保護などやるべき改革は多い。だがそうした課題をクリアする力があると確信させる舞台となった。(翻訳・編集/増田聡太郎)