2017年7月30日、聯合ニュースなど複数の韓国メディアによると、韓国国防部が原子力潜水艦の建造について柔軟な立場を示し、関心を集めている。

国防部は昨年まで、原潜の建造計画について慎重な立場を示してきたが、14日の宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官就任以来、その姿勢に変化がみられている。

宋長官は31日開かれた国会国防委員会全体会議で現政権の原潜導入の可能性について問われ、「検討する準備ができている」と述べた。

また、28日の国会国防委員会人事聴聞会でも、与党・共に民主党の金振杓(キム・ジンピョ)議員から「北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の開発に成功したということだが、対応策は何なのか」との質問を受け、「敵の潜水艦を補足するには韓国にも潜水艦がなければならない」と回答、「われわれとしては原潜を考えている」とも述べた。

こうした国防部の立場の変化は、北朝鮮の核弾頭搭載SLBM開発の可能性が大きいと判断しているためとみられるが、韓国軍の原潜建造問題は韓国政府の「非核化原則」とも関わる問題のため、簡単に検討が進むものではないと指摘されている。また韓国内では、韓国の原潜導入が中国など周辺国の反発を招くほか、日本の核武装に理由を与えかねないとの指摘もあるという。

この問題について韓国のネットユーザーの関心は非常に高く、記事には5000を超えるコメントが寄せられている。コメント欄には「原潜は絶対に必要」「原潜建造計画に100%賛成」「原潜くらいは持っているべきだ」「今、何もせずにじっとしていたら大変なことになる」など、原潜建造に積極的な意見が多く並んだ。

その一方で、「原発廃止と言いながら、原潜建造は推進するのか」「脱原発と原潜建造。一貫性のない政策だね」「ダブルスタンダードとしか言いようがない」など、原発廃止政策を打ち出しながら、原潜建造に積極姿勢をみせる現政府に対する不信の声も多くみられた。

また、「原潜なんてとても不安だ。再生可能バイオエネルギー潜水艦はないのか」とのコメントもあった。(翻訳・編集/三田)