2017年7月27日、韓国・アジア経済によると、衣料品店の店頭などに置かれているマネキンの体形をめぐり、韓国の女性たちから批判の声が上がっている。マネキンは理想的な女性のスタイルを象徴するものだが、その体形が「現実」と懸け離れているというのだ。

26日、「女性環境連帯」など韓国の七つの女性団体メンバーが記者会見を開き「女性の健康権と体の多様性を保障せよ」と主張、マネキンについて「女性の体に加えられる厳格な物差しとして『マネキン体形』を強要する社会的圧力、標準サイズしか扱わない衣類ブランドに問題がある」と批判し、「女性は自分を肯定的に捉え、健康に堂々と生きていくべき」と呼び掛けた。

韓国の国家技術標準院が2015年に実施した「人体寸法調査」によると、20〜39歳女性の平均サイズは身長160センチ、胸囲85.7センチ、胴囲73.9センチ、腰囲93.3センチ、太もも周り55センチだという。しかし女性のマネキンは、平均身長178センチ、胸囲80.5センチ、胴囲62.5センチ、腰囲89センチ、太もも周り49センチと、実際の体形との差は明らかだ。

これについて女性団体は「『マネキンのような体形』をたたえる社会的雰囲気が存在する限り、自分の体に対する不満や嫌悪、圧迫が女性の健康権と労働権を侵害するしかない」とし、「標準体形に合わせるなど、多様な体形をしたマネキンが展示されるべき」と主張した。

記事は女性たちの主張を伝えると共に、「日本では平均体重が76キロを超える5人組の女性アイドルグループ『Pottya(ポッチャ)』に関心が高まっている」と紹介している。2015年に結成されたグループのメンバーは体重60〜87キロと「ぽっちゃり」体形で、「ガールズグループは細くなければならない」という社会的通念を打ち破って注目された。

最近では韓国にもぽっちゃり体形の「プラスサイズモデル」が登場して広く知られるようになり、こうした体形の女性に向けたオンラインショッピングサイトも増加傾向にあるそうだ。

この記事には、韓国の特に20代男性のネットユーザーから多くのコメントが集まっており、「女性に体形を強要したことなどない」という意見が多数を占めたほか、「君たちの体形はすでに自由で多様じゃないか。何でも社会や国、前大統領のせいにするな」「女性だって背が小さくて太ってて不細工な男を非難するじゃないか」など女性に対する反論が目立つ。

一方では、「太ったら成人病にかかりやすくなるよ?」と健康を気遣ったり、「女が勝手に『細い方がいい』という偏見に陥って無理なダイエットをしているのでは?男はふくよかな女性が好きだよ」という指摘など、女性たちに優しさを見せるユーザーもいた。(翻訳・編集/松村)