2017年8月7日、韓国のアイドルが事務所との間で結ばされる「奴隷契約」が問題となっており、政府が是正に乗り出している。環球網が伝えた。

韓国メディア・亜州経済によると、夢の工場と称される韓国のエンターテインメント産業は高度に発達しているが、アイドルグループがデビューして売れるのは想像ほど簡単ではない。何年も練習生として修行を積み、毎日十数時間に及ぶダンスと歌のレッスンをこなさなければならない。少数の幸運な子だけが激しい競争の中から抜け出せるのだ。

しかし、激しい競争を勝ち抜いても真の成功や自由は得られないという。アイドルたちの十中八九が「奴隷契約」「身売り」と呼ばれる不平等な契約に縛られることになる。売れっ子グループのメンバーであっても束縛を受けるため、多くのアイドルが事務所と裁判で争うことを選ぶのだ。

韓国紙・京郷新聞は「不平等契約問題を解決すべく、韓国文化スポーツ観光部が年内に『標準契約』を発表する。当事者双方の権利や義務、最低限の待遇などが明記される予定だ。法的拘束力は持たないが、係争時の判断基準になり得る」と伝えた。

また、トレーニングを途中で放棄した練習生に対し、事務所が投資金額の2、3倍の違約金を請求するケースが多いという。今年初めには公正取引委員会が大手事務所と練習生の契約についての審査を実施し、不平等な条項を是正するよう事務所に要求した。この措置に対して一部事務所からは反発が出ているようだが、同委員会は「不平等条項の是正は事務所運営の脅威にはならない。1枚の契約書で幼い練習生の未来を束縛してはならない」としている。(翻訳・編集/川尻)