2017年8月8日、韓国の高校生たちが慰安婦問題の解決を訴えて韓国の路線バスに掲出した広告が話題を集めている。

この話題は3日、韓国のインターネット掲示板やブログなどで紹介され広まった。掲示板に投稿された写真には、ソウル近郊の街・城南(ソンナム)を走る路線バスの座席背もたれに掲示された広告が写っている。

「私たちが無関心では正義もない!」とのキャッチコピーが大きく記された広告には、在韓日本大使館前に設置されたものとみられる慰安婦像の写真、そして「歴史としてのみ残るまで時間は多くありません。日本政府の“強制慰安婦”問題に対する公式的な認定と誠意ある謝罪を求めます」とのメッセージが書かれている。

報道によると、この広告は、城南市にある高校の社会派サークル「ソシオ」によるもの。これまで元慰安婦を支援する活動を通じてバッジや香水などのグッズを販売し、得た収益を活用したという。ソシオは過去にも、新聞広告を出したり署名運動を繰り広げたりと、慰安婦問題の解決に向けた活動に積極的に参加している。

韓国では複数のメディアがこれについて「バスの中の意義深い広告」「バス乗客やネットユーザーらを感動させた広告」などと評価して報じ、YTNは、小さな美談や善行の話題を扱う「いいニュース」のシリーズで取り上げ、「学んだことを積極的に行動に移す学生たちの姿に感心させられる」と伝えた。

ネット上の反応も熱く、「よくやった」「誇らしい」「高校生のみんな、ありがとう」「こういう子たちがいるから国の未来が明るい」「子どもたちを通してまた希望が見えた」と生徒たちを称賛する声が多数寄せられているほか、「広告の文句が心にグッときた。皆が関心を寄せることで慰安婦問題が解決されることを望む」と期待の声がみられる。

しかし中には、こうした活動に批判的な声も少なからずある。「扇動されるにはいい年齢だ」「やはり洗脳教育は恐ろしい」など歴史教育に疑問を呈するものや、「偏狭な考えで行動するより無関心の方がまし」「わざわざ反日感情をあおるのはどうなんだ?」「日本に言うべきことを韓国人が使うバスに貼り出してどうする?」など、その手法を問題視する声だ。

また、「毎日のように謝れと言い続けたところで世界3位の経済大国の日本が謝罪するはずがない」「銅像を建て続けても国を守ることはできないよ」と慰安婦問題に関する活動自体を批判するもののほか、「趣旨はいいけど、自分たちの正義を押し付けないでほしい」「正義より金という真理を知らないようだね」との意見もあった。(編集/吉金)