2017年8月8日、中印国境地域で両国の緊張が続く中、中国・環球網は「インドメディアが『インドが中国より勝る分野』として5項目を挙げた」と報じた。

記事によると、インド英字誌「INDIA TODAY」は7日、「インドと中国は軍事、経済などでほぼ同等の実力を持っているが、発展の減速が見られる中国に対し、インドは近年急速に勃興。多くの分野で優位に立っている」として「高山での戦闘」「国内総生産(GDP)」「労働人口比率」「宇宙事業」「核技術」の五つを挙げた。

同誌は高山での戦闘に関して「中国軍も高山訓練を行っているが、中国のチベット高原は比較的平坦。これに比べてインド軍は世界で最も険しい場所で長年訓練を行ってきた」とし、GDPについては中国の成長率が14年の7.3%から6.7%(16年)に減速したこと、インドが2年連続で7.6%を維持したことを指摘した上で「インドの経済発展モデルは中国よりバランスが取れている」と説明。

また、労働人口比率に関しては中国で高齢者が急速に増加していることやインドの年齢中位数(27.6歳)が中国(36.1歳)に比べ若いことなどを挙げ、宇宙事業については「中国の衛星は火星に到着していないが、インドはこれに成功」、核技術では「主要燃料のウランには限りがあり、各国はウラン代替品を探すことに力を入れている。トリウムの世界最大の備蓄国であるインドはトリウムを発電燃料とする核技術発展の道を選んだ」と説明した。

これに対し、環球網は「インドメディアはこれほどの自信を持っているが第三者の評価を見てみると…」と米国の軍事力評価機関グローバル・ファイヤーパワーのデータを紹介。これによると、軍事力ランキングは中国3位、インド4位で、国防予算は中国が1617億ドル(約17兆7700億円)に対してインドが510億ドル(約5兆6000億円)、戦闘機の数は中国1271機に対しインドは676機、空母は中国1隻に対しインド3隻なのだという。同データには空港や大型港の数、石油生産量や道路、鉄道、海岸線の長さなども記されている。(翻訳・編集/野谷)