2017年8月8日、世界遺産・東大寺(奈良市)でハングルとみられる落書きが見つかり、警察が捜査を始めたことが翌9日に韓国でも報じられ、物議を醸している。

日本の報道によると、落書きは国宝・法華堂(別名:三月堂)の礼堂(らいどう)の高欄(手すり)側面に見つかった。先のとがった硬いもので刻まれたとみられ、縦約10センチ、横約40センチの範囲に、ハングルのような3〜4文字と図柄のような模様が描かれているという。奈良県警は文化財保護法違反の疑いで捜査を始めた。

日本ではこの落書きについてハングルと断定した報道は見当たらないが、韓国では落書きの画像からの判断か、「ハングルで書かれた人名」と報じる記事が目に付く。中央日報は「日本の国宝に名前を刻んでいった韓国人」と見出しを打ち、書かれた文字は「イム・チェヒョン」という韓国人の名前とみられると伝えた。

この話題は韓国でも注目を集め、特に中央日報の記事にはネットでの配信から間もなく2000に迫るコメントが寄せられている。中でも目立つのは「まったく国の恥だ」「これで愛国者にでもなったつもり?」「日本に対抗するなら僕らも相応の市民意識を持つべきだ。こんなことをしていたら笑われるばかり」「これは駄目だ。国民感情があるにしても、こういう行為は韓国という国全体をおとしめる」など、正体は不明ながら犯人を非難するものが多い。

また韓国人としての観点から、「変わった名前だから、日本の入国記録を調べれば犯人はすぐに見つかる」「捕まるのも時間の問題」との指摘もある。

一方で、「日本人がハングルで落書きした可能性もある」「韓国人がやったという証拠はない。もし英語の落書きなら全部英国人の仕業になるのか?」「これじゃ、僕が韓国の国宝に日本語で落書きしたら、日本人がやったことになるじゃないか」と、犯人の韓国人説に疑問を呈する声も。

さらに「いくら日本が嫌いだからって、国宝にハングルで書くなんて。やるなら英語で書いてくれ」「ハングルで書いたらばればれじゃないか。漢字が書けないのか?」といった指摘もあった。(編集/吉金)