2017年8月8日、太平洋戦争中、女子勤労挺身(ていしん)隊員として名古屋市の軍需工場に徴用された韓国人女性のキム・ヨンオクさんと故チェ・ジョンレさんの遺族の計2人が三菱重工業に損害賠償を求めた裁判で、韓国の光州地裁は、請求を認め、三菱重工側に賠償を命じる判決を言い渡した。

金額はキム・ヨンオクさんが1億2000万ウォン(約1200万円)、チェ・ジョンレさんの遺族は325万6684ウォン(約32万円)。

中国新聞網が韓国・聯合ニュースの報道として伝えたもので、キムさんとチェさんは小学校を卒業して間もない1944年5月、三菱重工の名古屋航空機製作所に強制徴用され、無賃金で働かされた。チェさんは同年12月の東南海地震で犠牲となり帰国できなかった。

日韓の賠償問題は1965年の日韓請求権協定で解決済みだが、地裁は判決で「個人の請求権が消滅したとみることはできない」と判断した。

聯合ニュースによると、三菱重工などに強制徴用された被害者とその遺族は日本企業を相手取り韓国で計14件の賠償訴訟を起こしている。三菱側はほかの賠償請求訴訟と同様に控訴するとみられる。(翻訳・編集/柳川)