2017年8月9日、韓国・世界日報は、度重なる核・ミサイルによる挑発を繰り返す北朝鮮が、どこまで核小型化の技術を高めているのか、その現状について分析した。

北朝鮮は先月28日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の試験発射直後に、核弾頭の小型化に成功したと主張した。また昨年9月9日に5回目の核実験を行った際も、「核弾頭が標準化、規格化されることで小型化、軽量化、多重化され、さらに打撃力が高い各種核弾頭を思い通りに、必要に応じて生産できるようになった」と主張していた。

米韓両国が北朝鮮の核弾頭小型化技術について公式見解を出していない中、米紙ワシントンポストは、米国防情報局(DIA)の機密評価報告書から「北朝鮮の核技術の進展は予想よりも早い」と分析、また韓国軍は「北朝鮮の核兵器の小型化技術がかなりのレベルに達したと評価される」とする従来の立場を維持している。

軍事専門家らは、インドやパキスタンなど核保有国が最初の核実験を実施してから2〜7年後に核弾頭の小型化に成功している事例と、北朝鮮が核起爆装置を製造するための実験を過去20年余りの間に139回実施したことを挙げ、北朝鮮の核弾頭の小型化技術がかなりのレベルに到達しているとみている。

しかし、核弾頭の小型化に成功したという北朝鮮の主張を裏付ける根拠はない。そのためワシントンポストの上記の報道を受けても、小型化に成功したかどうかについて、専門家らは明確な言及を避けているという。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「われわれも核武装をする時ではないか」「米国が北朝鮮の核から韓国を守ってくれるとは思えない」「こんな状況で韓国は何の準備もしないのか?」など、迫り来る危険に対し、核保有論に言及する意見が寄せられた。

また、「北朝鮮は核を造る意志も能力もないと言っていた政府はどこへ行った?」など、過去の政権への批判の声もみられた。

その他に、「北朝鮮の核開発は、日本とアジアのその他の国に核開発の名分を与える」とするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)