オーストラリアで先月、中国人留学生に対して侮辱的な張り紙や落書きが見つかり物議を醸したが、今月7日にはオーストラリの大学教師が中国語でカンニング禁止を呼び掛け中国人留学生から不満の声が上がっている。9日付で海外網が伝えた。

報道によると、オーストラリア国立大学(ANU)で7日に行われたIT系の授業で、オーストラリア人の教師がパワーポイントの資料に、「学生の不正行為は容認できない」とする英語と中国語の文字を記載した。

当時、中国人留学生のほか、インドや韓国人の学生もいたが、「なぜ中国語だけなのか?中国人留学生に偏見を持っているのでは」と中国人留学生から不満が噴出した。その後中国人留学生らは同校のフェイスブック上でこの件について議論を交わしたが、コントロールできないとして管理者がスレッドを削除した。

中国人留学生の不満を受け、同教師は問題の授業を受けた学生に対し、「英語が母国語ではない学生から、(不正行為禁止の)文章を理解できない人もいると聞いた。中国人学生の割合が多かったため、中国語を付け加えた。故意ではないが、優秀な学生を傷つけてしまった。私の謝罪を受け入れてほしい」とメールで謝罪した。

同校の学生によると、数年前同じ授業で中国人留学生の不正行為が見つかったことがあり、今回の騒動に関して「中国人留学生の反応は過剰」との声も聞かれている。一方で、7月にメルボルン大学、モナシュ大学の構内に「中国人の立ち入りを禁止する。違反すれば起訴され強制退去となる」と書かれたポスターが見つかり、シドニー大学のキャンパス内にある複数のトイレで「中国人を殺す」という落書きが見つかっている。こうした騒動が続発していることもあり、現地の中国人留学生は敏感になっているものと思われる。(翻訳・編集/内山)