香港・フェニックステレビ(電子版)は18日、「都内で中国籍の女子大学院生・江歌(ジアン・ガー)さんが殺害された事件の影響もあり、日本の司法制度や中国人留学生の日本での生活に対しても関心を寄せる中国人が増えている。中国人留学生は日本で大きなグループとなっており、彼らはそれぞれに違った思いを胸に日本に来ている」とし、日本にいる中国人留学生の体験談を掲載し、彼らが直面した困難を紹介した。以下はその概要。

■日本に留学して3年の25歳女性

私は小さいころから絵を描くことが好きだった。将来はデザインに携わりたいと考え、日本では大学院への進学を捨て、デザインを学ぶために専門学校の門をたたいた。

ところが、すぐに壁にぶつかる。日本ではあまりにも絵を描く人が多すぎるのだ。街中では至る所でイラストを目にすることができ、どれも出来栄えは素晴らしい。まるで日本人全員絵を描く才能を持っていると思わせるほどだ。デザインを専門にする人はなおさらで、私は日本人のレベルに追いつき追い越せを目標に寝る間も惜しんで絵を描き続けた。確かに私の技術は急速に向上したが、レベルが高くなるにつれ、「いくら努力しても小さいころから絵を描いている日本人にはかなわない」と悟った。

私は手先が器用だったため、ハンドメイドの制作を次の目標にしたが、最初に革製品を選んだことでまたしても壁にぶつかってしまった。そう、日本人は革製品のハンドメイドにもたけていたのだ。街中を歩いていると関連の店を目にすることも珍しくなく、道端で自分の作品を販売するおじさんやおばさんを見かけたこともある。彼らはお金のためではなく、趣味で作った物を販売していた。

紆余(うよ)曲折を経て、最終的にたどり着いたのが「ドールハウス」。日本ではドールハウスを作る人は多くない。ドールハウスに使う材料や塗料の中には目や呼吸器に悪影響を与えるものもあり、加えて私は一部の材料にアレルギー反応が出るため作業中は防毒マスクをつけている。それでも作業中は涙が止まらないこともあるが、私は「やっと日本人に勝った」と自分に言い聞かせている。日本人に勝っていることを考えるだけで、私はとても幸せな気分になる。(翻訳・編集/内山)