2018年1月29日、中国メディアの参考消息が、平昌五輪は中国人旅行客に人気がないとする記事を掲載した。

記事は、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの記事を引用し、韓国はこれまで中国人旅行客に人気だったものの、昨年からは高高度防衛ミサイル(THAAD)問題で中韓関係が悪化して以降、他国で消費するようになったと指摘。しかし、昨年12月に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が訪中してからは、両国間の緊張は緩和されたとした。

このため韓国は、平昌五輪に中国人が訪韓することを期待し、特に五輪期間が中国の旧正月と重なることからより期待が高まっているが、「旅行業界が潤う春はまだやってこないようだ」と同紙は分析している。

記事によると、五輪組織委員会は約20万人の中国人が五輪期間中に平昌を訪れる見込みだとしている。しかし、五輪開幕3週間前となる1月19日の時点で、韓国国内および海外向けのチケット販売数は110万枚で、全体の69.7%にとどまっている。組織委員会は、中国人の購入数を公表していないものの、韓国旅行発展局の北京事務所の関係者によると、中韓関係が改善してからも、「旅行客の韓国に対する興味が高まった様子は見られない」という。

韓国では中国人旅行客を呼び込むため、五輪開催期間中の15日間のビザ免除や、プレゼントが当たる抽選会、中国人旅行客誘致のために政府高官を派遣するなどしているが、大きな成果が出ていないようだ。

韓国旅行発展局の北京事務所の関係者は、「中国人にすぐに韓国旅行に対する興味が高まることを期待するのは現実的ではない。冬季五輪を開催しても、それほど高い期待はしていない」と述べているという。(翻訳・編集/山中)