2019年12月4日、韓国・聯合ニュースは「日本旅行ボイコットの拡散で、旅客船で日本を訪れる旅行者が急減している」と伝えた。

釜山(プサン)海洋水産庁によると、釜山と対馬、福岡、下関、大阪を結ぶ4航路の国際旅客船利用者数は11月は3万1375人で、前年同月(34万3497人)から90.8%減少した。利用者数の減少幅は、韓国内で日本製品不買運動が始まった7月が35.0%、8月は68.8%に拡大し、9月には80%を超えた。

とりわけ、利用者の大多数を韓国人が占める対馬は減少幅が圧倒的に大きく、11月は前年同月比95.2%減の9890人だった。なお、大阪、下関、福岡はそれぞれ63.8%、69.1%、63.0%の減少となっている。

このため8月から減便や運休を決める旅客船運航会社が出ているが、12月も新たに韓国の船会社が2社、運休を決めている。7月以前、釜山〜対馬は1日6隻以上が運航していたが、現在はJR九州高速船の「ビートル」だけになった。ある会社は運休理由を「船舶検査のため」としているが、「利用者減が大きく影響した」と業界は分析しているという。記事は「旅客船を運航していた国内外の会社は、深刻な経営難に陥っている」とも伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「旅行は楽しくないとね」「国内旅行をしよう。内需経済を活性化させよう」「向こうも来るなと言ってるんだから、行かなくていいのでは」「『韓国人お断り』と貼り紙をした食堂、韓国人は来るなという嫌韓」「日本は昔から韓国製品を使わない。今では韓国不買が習慣化している。韓国も日本不買運動を習慣化しよう」などのコメントが寄せられている。

一方で、「韓国の船会社、旅行会社が経営難になってるだけで、訪日観光客は増えている」「不買運動をしたって日本は滅びないよ」「反日のおかげで、韓国の船会社だけが破産し、韓国人が仕事を失う」などの声も上がっている。

旅客船が不振の中、釜山と日本を結ぶ空の便の利用者数は回復傾向にあるという。韓国空港公社釜山本部によると、釜山〜日本線の利用者数の前年同月比減少幅は、7月の5.9%から8月は32.9%、9月は47.3%、10月は62.0%と拡大してきたが、11月は57.5%減にとどまった。観光業界関係者は「旅客船は団体観光客が多く、航空機より日本旅行ボイコットの影響が大きかった」と分析しているという。(翻訳・編集/麻江)