2020年3月30日、韓国・中央日報は、韓国人の留学生が米テキサス州の大学寮で新型コロナウイルス感染症に関連した人種差別を受けたと報じた。

記事が現地メディアの報道と関係者の話として伝えたところによると、テキサス州サンアンジェロのアンジェロ州立大学に通うある韓国人留学生は27日(現地時間)、自身の部屋のドアに複数枚のビラが貼りつけられているのを見つけた。寮では当初、新型コロナウイルスに注意するよう呼びかける内容のビラが各部屋に1枚ずつ貼られていたが、このビラが複数枚連なってこの留学生の部屋のドアに貼られたという。

ビラは同じ寮に住む白人男子学生が、他の部屋のドアに貼り付けてあったビラを剥がし、この留学生の部屋のドアにまとめて貼り付けたことが分かった。

新型コロナウイルスに関連したアジア系に対する嫌がらせと感じた留学生は白人学生を訪ね、「人種差別をしないで」と訴えると、白人学生は「消え失せろ」と言って部屋から銃を持ち出してきた。白人学生の部屋には米国での人種差別の象徴とされる「南部連合旗」が置かれていたという。

恐怖を感じた留学生は1階のロビーに避難したが、その間に白人学生が警察に通報。留学生は駆け付けた警察官に助けを求めたが、手錠を掛けられ連行されたという。

留学生はその後保釈されたが、記事は「(留学生は)人種差別の被害者にもかかわらず警察に保護されず、むしろ騒動を起こした当事者として手錠を掛けられ連行されるという屈辱的な経験をした」と伝えている。

これに、韓国のネットユーザーからは、「国家レベルで処理すべきこと。強く抗議せよ」「これが米国の現実。人権意識が低い」「大使や領事は速やかに対処すべきだ」「政府の外交部は何をしているのか?」などと怒りの声が上がっている。

また、「米国が本当に民主主義国家であるか疑わしくなる」「今はどこの国も外国人を排斥しようとしている」「人間は極限の時に本性を現すというが、今回のようなことは悲しいことだ」などといったコメントも見られる。(翻訳・編集/関)