2020年5月14日、韓国・朝鮮日報は「顔が災難なのか。二重まぶたやボトックスなどとんでもないところで使われる支援金」と題する記事を掲載した。

記事によると、韓国では新型コロナウイルスの緊急支援金で整形手術や美容施術を受けようとする人が多く、整形外科や皮膚科業界が「支援金特需」を得たとの指摘が出ている。

政府の緊急支援金は、小商工人支援・地域経済活性化のため百貨店、大型ショッピングモール、ナイトクラブなどでは使用できないが、病院は売上規模に関係なく、小規模の医院はもちろんのこと総合・大学病院でも使うことができ、健康保険の保険外診療対象の脱毛手術や美容整形費用の決済もできるという。

これを受け、病院側は「支援金マーケティング」に力を入れており、ウェブページ上に大きく「政府緊急支援金使用可能」と広告を出すところもあるという。

韓国行政安全部のハ・ジョンモク地域金融支援課長は「射幸産業や遊興業種でない以上、美容整形まで使用を制限する理由はない」と話しているという。

しかし、これをめぐり韓国のネット上では賛否両論の意見が出ている。

記事のコメント欄には「支援金をどこに使うか決めるのは個人の自由」「整形外科だって使ったら職員を解雇しなくても済む」「外見の競争力も大事。思いがけず入ってきたお金で自分の競争力を高めることの何が悪いの?」「米や日用品じゃなきゃ駄目なの?。消費が伸びてお金が回ってこそ経済が生き返るんじゃないの?」などの声が見られた。

一方で、「顔が災難に遭ったわけでもないのに、整形に使うのは不適切」「大型モールは駄目で、ブランドショップや整形外科はオッケー?。おかしな緊急支援金だね」「大型モールの日用品は駄目で、コンビニの酒やタバコは大丈夫。大病院の手術費は駄目で、街の皮膚科のボトックスは大丈夫か…」「ネットでおむつを買えるようにしてほしい」「医療保険が適用される診療だけ認めるべき」などの声も上がっている。(翻訳・編集/松村)