2020年5月15日、中国紙・環球時報によると、英BBCは13日付で配信した記事で、中国外交部の報道官について「ますます大胆に発言するようになっている」と伝えている。

記事はまず、「これまでの中国は国の治め方が慎重かつ神秘的で、その外交は捉えどころがなくぼんやりとしたものだったため、米国は理解に苦しむことが多かった」と指摘し、「西洋諸国では中国専門の学者に中国政府が出すあいまいなシグナルを読み解いてもらう必要があった」とした

一方で、「現在では大きく変わった」とし、「中国は大胆に発言する外交官チームを派出しており、ソーシャルメディアで外界に対応し、時にその率直な物言いは人を驚かせる」と伝えた。そして、「こうした外交官は、新型コロナウイルスに対する中国の対応を弁護し、中国政府に疑念を抱く人に反撃しており、世界各地の中国大使館からツイッターに投稿するなどしている」とし、その発言は「歯に衣着せず、時に皮肉を込め、時にすごい剣幕だ」と伝えた。

記事は、その最も典型的な例として、趙立堅(ジャオ・リージエン)報道官を挙げ、「同報道官のツイッターのフォロワーは60万人を超え、ほぼ1時間ごとに更新して絶え間なくツイートやリツイート、いいねなどで中国について擁護し称賛している」と伝えた。

記事は、こうした行動について「本国の利益を促進させることが外交官の仕事であるため、世界のどこの外交官であってもこれらは行うべきことだ」と指摘。「多くの内容は人々がSNS上で見る内容と大差はないが、中国にとっては、これは非常に大きな変化だ」と分析した。

記事は、「ジャーマン・マーシャル財団の研究によると、過去1年で中国当局のツイッターアカウントは3倍に増えており、ツイート数は4倍になったという」とした上で、同財団の研究者が「これまで、中国のイメージ戦略は国のポジティブな面を示し、国家間の友好を促すことを主としてきた。政府のさまざまな政策に対する厳しい批判への反撃よりも、かわいいパンダの動画の方をよく見かけた。したがって、これは確かに大きな変化と言える」との見方を示していると伝えた。(翻訳・編集/山中)