2020年6月1日、韓国・SBSによると、韓国の元徴用工と元慰安婦、その遺族らでつくる団体・太平洋戦争犠牲者遺族会が記者会見を行い、元慰安婦支援団体・正義記憶連帯の前理事長である尹美香(ユン・ミヒャン)議員(与党・共に民主党)を強く批判した。

記事によると、遺族会は会見で、「尹美香は過去30年にわたり慰安婦問題を悪用してきた」「正義記憶連帯は慰安婦被害者中心の団体ではなく、権力団体として成長してきた」などと批判し、尹議員に向け「議員職を辞任し、正義記憶連帯を解散させよ」と訴えた。

また、「正義記憶連帯は、死んだら国立望郷の丘(韓国中部・忠清南道天安市の国立墓地)に埋めてほしいという元慰安婦の遺言を無視して納骨堂に安置した」と主張。さらに「元慰安婦のおばあさんらは生前、正義記憶連帯と尹美香を怖がっていた」とし、「政府は今後、この団体に支援金を支給してはならない」と訴えたという。

会見を行った理由については「尹美香がうそをついたため」と説明したという。正義記憶連帯には元慰安婦のイ・ヨンスさんの告発により不正会計などさまざまな疑惑が浮上している。これを受け尹議員は先月29日に会見を行い、「事実でない」と否定していた。

これに韓国のネットユーザーからは「尹氏をすぐに逮捕して全財産を没収するべき」「正義記憶連帯と尹氏は決して元慰安婦のための団体ではなかった。元慰安婦を利用して尹氏の私利私欲を満たすための幽霊団体だった」「この話が本当なら恐ろしいこと。尹議員は辞任し、真摯に警察の取り調べを受けるべき」「さまざまな疑惑があっても、正義記憶連帯が30年にわたって慰安婦問題を世界に知らせてきたことだけは評価していたのに。その活動の意図も純粋なものではなかったのかもと疑わざるを得なくなってしまった」「文大統領は知らんふりをしていないで、“積弊”の尹議員をどうにかして」など正義記憶連帯と尹議員への批判の声が相次いでいる。

一方で「暴露には証拠が必要だ。一方的な主張を暴露とは言えない」「そんな批判をしても、日本からの謝罪が遠のくだけ」「遺族会はクリーンなのか?調べてみるべきだ」などと指摘する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)