2020年7月2日、韓国・ヘラルド経済によると、「韓国の技術では開発不可能」と言われていた韓国型戦闘機(KFX)の主要装備である多機能位相配列(AESA)レーダーの試作品が完成したことが分かった。

記事によると、韓国政府と当局は最近、最終段階のAESAレーダーの試作品を完成させた。12日前後に国産AESAレーダーの開発に寄与した国防科学研究所の研究員と防衛産業関係者を招待し、出庫式イベントを行う予定だ。

研究チームは最近、レーダー分野で高い技術力を誇るイスラエルでAESAレーダーの主要機能部品の性能評価を受けて合格し、「期待以上だ」と好評を得ていたという。

政府関係者は「不可能と思われていたAESAレーダーの開発をやり遂げたため、その意味は格別だ」と話している。AESAレーダーは約1000の敵を追跡・探知する「戦闘機の目」として、長距離の精密打撃が勝敗を左右する現代の空中戦において核心的な役割を果たす。

KFX事業を推進する軍当局と防衛産業界は当初、世界有数の戦闘機開発・製造メーカーが極秘にしているAESAレーダーの開発技術を海外の有力メーカーから移転を受ける計画だった。2014年には米ロッキード・マーティン社と、空軍の次世代戦闘機事業にF-35を選定する代わりに技術移転を受ける契約を結んだが、米議会の突然の反対により白紙となった。そのため韓国政府は自国での開発に向け集中的に支援を行っていたという。

これに韓国のネットユーザーからは「やっぱり韓国は偉大な国だ」「やると決めたことを必ずやり遂げる国民性。頼もしい」「すごい。韓国の技術でつくった戦闘機が韓国の技術でつくったミサイルを搭載して韓国の領土を守る日も近い」など称賛の声が上がっている。

また、「これでも米国を友邦と言える?」「自主国防力の強化と核兵器開発をさらに進めよう。米国を信じてはならない。韓国は四方を敵に囲まれているのだから」「米国に裏切られたけど、むしろそれが技術開発のきっかけとなった。世界に信じられる国はないから、生き残るには自主国防しかない」と呼び掛ける声も。

一方で「北朝鮮への技術流出が怖い」「すでに北朝鮮に情報が渡っているかも」「レーダーにおいて大事なソフトウェアの開発はどうなっている?」などと懸念する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)