2020年7月3日、中国メディアの観察者網は、新型コロナウイルスの影響で海外旅行が事実上できない状況の中、台湾の松山空港が「海外旅行気分」になれるツアーを提供したと伝えた。

記事はロイター通信の報道を引用し、7月2日に台北市松山空港で7000人の応募者の中から当選した60人が、「行先も知らないのに」飛行機に搭乗したと紹介。これは、6月10日に松山空港が募集した「出入国体験ツアー」で、当選者1人につき2人まで参加でき、7月2日、4日、7日の3回に分けて行われると伝えた。

記事によると、このツアーでは、乗客は搭乗券を手に入れた後、保安検査と出国審査を通過してからチャイナエアライン(中華航空)の旅客機A330に搭乗する。松山空港ではこうしたイベントを通じてすでに改修工事が完成したことを示し、空港の新型コロナ対策を伝える目的があるのだという。

記事は、「松山空港は台北国際空港とも言い、年間乗降客数は延べ622万5932人に上る」と紹介。東京やソウル、中国各地へのフライトがあり、台湾の重要な交通の要所となっていると伝えた。

記事によると、台湾では3月中旬から基本的に海外へのルートを閉鎖している。必要がない限り海外へ行くことができない状況で、台湾当局によると今年1月から5月までの乗降客数は前年同期比で64%減少したという。

そのため、台湾では今夏、チャイナエアライン傘下のマンダリン航空(華信航空)とエバー航空(長栄航空)傘下のユニー航空(立栄航空)が、台湾の離島や東海岸への輸送を強化することにしているという。(翻訳・編集/山中)