2020年9月25日、韓国・マネートゥデイは「秋夕(チュソク、中秋節)の連休中、相当数の旅行者が済州(チェジュ)島など主要な国内旅行地を訪れる見通しだ」と伝えた。

記事によると、済州観光協会は今月30日から来月4日までの来島者数が19万8000人に達すると予想している。実質的な連休開始日となる今月26日まで期間を拡大すると、約30万人が島を訪れる見込みだという。ソウル、首都圏からアクセスしやすい江原(カンウォン)道も同様に大勢の旅行客が見込まれるとしている。

主要観光地のホテルなど宿泊施設はほぼ満室状態で、防疫当局によると、連休期間中の江原道のホテル予約率は95%に達する。航空券代は平日1万〜3万ウォン(約900〜2700円)台の金浦(キンポ)〜済州路線が連休中は10万ウォン台に跳ね上がっているという。新型コロナウイルスの影響で直前に旅行を決める傾向が広がっているため、今後さらに旅行需要が高まるとみられている。

ただ、新型コロナ感染予防のために旅行や里帰りを諦めた人も多く、「こっちは実家に帰るのをやめたのに、旅行客が殺到するなんて心配だ」「旅行を自粛する人も多いのに、行く人は行くんだな」とため息を漏らしているという。こうした状況から、5月の連休や国内旅行の需要がピークに達した8月上旬以降にコロナウイルス感染者が急増した「悪夢」が再現されるのではないかとの懸念が広がっている。済州道は秋夕を「特別防疫集中管理期間」と定め、来島者の防疫基準を厳格化する方針を明らかにしている。

この記事に、韓国のネットユーザーからも「こういう人たちのせいで被害が広がるのが本当に許せない」「30万人が済州島へ。これが韓国人の国民性だよ」「『会いに来なくていい』という親の言葉の意味を理解していない人たち」「こんな時にも旅行をしないといられないのか。非常識だ」「マスクをして、会話もままならず、不安を抱えた状態で旅行をしたいと思わない。ワクチンが出たらその時、気持ちよく旅をしたい」など、連休中の旅行に対する否定的な声が殺到している。

また、「この連休はみんな親戚を訪ねず、自宅で過ごそうという雰囲気。なのに観光客のせいでコロナが広がるんじゃないかと怖い」という済州島民の声や、「済州は移動制限命令を出して、30万人を1カ月間足止めさせればいいんだ」「済州島訪問者は空港で2週間隔離しよう」などの意見も見られた。(翻訳・編集/麻江)