2020年9月28日、網易は、中国の高速鉄道に関する「秘密」を紹介する文章を掲載した。以下はその概要。

交通運輸部のデータによると、2019年末現在で中国高速鉄道の総距離はすでに3万5000キロに達しており、世界最長となっている。

中国は国土が広く14億人の人口を抱えているため、この数十年間の経済発展は決してバランスがとれたものではなかった、いくつかの都市群、大型都市を発展させるだけでは、14億人の発展問題を解決することは不可能であり、地域差が永遠に埋まらなければ、長期的な成長は必ずや停滞期に陥ることになる。高速鉄道はこの大きな問題を解決する上で、かけがえのない存在となっている。

単純に建設費用だけを考えれば、高速鉄道を建設するよりも小規模な地方空港を多く建設した方がリーズナブルだ。しかし、完成後の運営コストなどを考えると、必ずしも空港建設が優位とは限らない。各地の状況に合わせて、空港建設か高速鉄道建設かを判断しているのだ。

現在、高速鉄道の最高時速は350キロとなっており、1000キロメートルをおよそ3.5時間で結ぶことができる。一方、飛行機では郊外の空港に向かい、チェックインや保安検査、搭乗といったプロセスを含めると、3.5時間では1000キロ先の目的地に到着できない。そして、遅延が発生する可能性も高い。それゆえ、1000キロ区間においては時速350キロの高速鉄道が明らかな優位性を持っている。

これが、最高時速を250キロに落とすと、高速鉄道が優位な距離は700キロにまで短縮される。北京と上海を結ぶような大動脈の路線にとっては、やはり高速鉄道は「速いほど強い」のだ。

しかし、どんな場合でも「速ければいい」かと言えば、そうではない。近隣都市間で「2時間交通圏」を形成する高速鉄道路線について言えば、距離の短さや停車駅の多さから、時速を350キロまで高めるメリットはほとんどない。高速鉄道技術は、人々に対する奉仕を本質とするものであり、見せびらかすためのものではない。スピードの異なる高速鉄道列車それぞれに合った使いどころがある。(翻訳・編集/川尻)