2020年9月29日、韓国・朝鮮日報によると、韓国の元慰安婦がSNSに誹謗(ひぼう)中傷を書いたネットユーザーへの告訴を取り下げた。

記事によると、大邱(テグ)地域の元慰安婦支援団体「挺身隊ハルモニと共にする市民の会(市民の会)」側は同日午後4時ごろ、大邱警察庁に告訴・告発取り下げ関連の書類を提出した。

市民の会は6月、元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さんが5月に元慰安婦支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」の前理事長で現・共に民主党議員の尹美香(ユン・ミヒャン)氏をめぐる会計不正疑惑を暴露した後、関連記事に誹謗中傷が寄せられたとして、イさんの同意を得て8人を侮辱や名誉毀損(きそん)などの疑いで警察に告訴していた。

8人のうち、コメントを削除して所在把握ができない1人と、重複コメントを掲載した1人が除かれ、最終的に6人のネットユーザーが特定された。6人は市民の会側の要請を受け、自筆の反省文を提出。元慰安婦に許しを請い、「二度としない」と約束する内容がほとんどだったという。

イさんは「私は誹謗中傷を目にしたことはないが、良い言葉を言う人がいれば悪い言葉を言う人もいるのではないか」とした上で、「許すというより、反省する人は少なからず自分の過ちを知っていると考えることにした」と話したという。

これを受け、韓国のネット上では「彼らは心から反省していないはず」「許すべきじゃない」「また裏切られそう」など取り下げに反対の声が上がっている。

一方で「素敵なお言葉。許してもらった人は生涯、元慰安婦の言葉を忘れないで」「さすが心が広い」「これからも長生きしてください」など元慰安婦への称賛の声も上がっている。(翻訳・編集/松村)