2020年10月9日、環球時報は、今年のノーベル平和賞に国連の世界食糧計画(WFP)が選ばれたことについて「サプライズな結果だった」と報じた。

記事は、ノルウェーのノーベル賞委員会が9日、今年のノーベル平和賞にWFPを選んだことを発表したと紹介。新型コロナウイルス禍によって世界的な飢餓に追い打ちがかかる中で飢餓撲滅に向けて尽力してきたことが評価されての受賞に「一見、平淡な受賞結果のように思えるが、多くの人による予想の範囲外の受賞だった」と評している。

その上で、米CNNが今月3日報じた内容として、今年の同賞の最有力候補は世界保健機関(WHO)であるものの、トランプ米大統領がWHOを攻撃してきたことから、実際に受賞する確率は低いとの分析があったほか、有力な候補者として環境保護を訴える少女グレタ・トゥーンベリさん、ニュージーランドのアーダーン首相、毒殺未遂被害に遭ったロシアの野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏らの名前が挙がっていたと伝えた。

また、これまでに一部メディアがトランプ大統領による同賞受賞の可能性に言及し、米保守系メディアからは「トランプ大統領は今年3度もノーベル平和賞にノミネートされた」などとの報道も出ていたと紹介。ノミネート内容は、イスラエルとアラブ首長国連邦との関係改善、セルビアとコソボの関係改善などだったとした。

一方で、トランプ大統領が推薦を得た時期はすでに今年のノーベル平和賞のノミネート期限を過ぎていたため、来年の同賞にノミネートされる可能性があるにすぎないとの報道も出ていると伝えた。そして「現時点では、トランプ大統領が来年同賞を受賞する可能性はほとんどない、というのが国外メディアの一般的な見方だ」と報じている。(翻訳・編集/川尻)