2020年12月23日、観察者網によると、SNS上でいわゆる「従軍慰安婦」を題材としたポルノ漫画を発表していた中国人絵師が、中国の警察当局に摘発された。

記事は、「JM」という名前で活動し、SNS上でポルノ漫画を長きにわたり発表していた中国人絵師が、今年6月に慰安婦に関連した「戦争即ち平和」というタイトルの作品を発表したことを説明。「作品内では女性を凌辱、虐殺するシーンが多く描かれており、慰安婦の性的被害をポルノの題材とし、偏った性癖を満足させていた」と指摘する一方で、絵師が毎回の末尾に「これは娯楽である。女性をリスペクトし、愛護してほしい」と強調していたことも伝えている。

その上で、中国の「違法ポルノ排除弁公室」が調査に乗り出し、絵師の居所が遼寧省瀋陽市にあることを突き止めると、同市公安局が捜査を開始。このほど絵師の身柄を拘束するとともに、パソコンやポータブルドライブに保存されていた大量のわいせつ画像や漫画作品を発見したと紹介した。

捜査によれば、絵師は2016年以降、北京と瀋陽でポルノ漫画の制作と販売を手掛け、120万元余りの利益を得ていたという。絵師は現在、わいせつ物品製造販売の疑いで刑事拘留され、さらなる捜査が行われているとのことだ。

中国の刑法では、利益目的でわいせつ物品を制作、複製、出版、販売、伝播した場合、3年以下の懲役および罰金が、重大な犯罪の場合は10年以上または無期の懲役、財産没収が科されることになっている。(翻訳・編集/川尻)