仏紙フィガロ(電子版)は昨年12月31日付で「中国はもう世界の他の地域のごみ捨て場にはならない」とする記事を掲載した。中国国営新華社通信系の参考消息が2日、その内容を要約して次のように伝えている。

中国は2021年1月1日以降、すべての廃棄物の輸入を禁止する。

1980年代からの30年間、世界の他の地域のごみの45%以上が中国本土に輸出されてきた。一方、同時期のプラスチックごみの輸出で上位3位を占める国・地域は香港、米国、日本だ。

輸出されたごみのすべてがリサイクルできるわけではなく、環境への影響も懸念されている。もう世界のごみ捨て場にはならない――ごみ産出大国でもあった中国は、17年にごみの輸入を減らす決意を表明。18年と19年に輸入を禁止する固形廃棄物のリストを段階的に公表し、21年からすべての廃棄物の輸入を禁止する。

増え続ける世界のごみの一部は東南アジアへと向かっており、他のアジア諸国もプラスチックごみの輸入を減らすための規制化に取り組んでいる。19年以降、マレーシア、インドネシア、フィリピンは、環境に有害とされるプラスチックごみ容器を輸出国に送り返している。

輸出国には、輸出できなくなった大量のプラスチックごみが蓄積している。欧米諸国は、より責任あるごみ管理政策の導入を加速するよう求められている。(翻訳・編集/柳川)