2021年1月22日、韓国・マネートゥデイによると、韓国で慰安婦問題を象徴する「平和の少女像」に日本のスポーツウエアメーカー・デサントのダウンジャケットが着せられ、物議を醸している。

記事によると、ソウル江東区庁の職員が22日午前10時ごろ、区庁前に設置された少女像にデサントのトレーナーとダウンジャケットが着せられているのを発見した。さらに、像の近くにはデサントの靴と鞄(かばん)も置かれていた。靴は土で汚れた状態で、鞄の中にも悪臭のする靴下などが入っていたという。

この少女像は昨年、市民や国会議員からの募金により作られた。区庁関係者は「これまでに少女像に特異な点は見つかっていない」とし、「事実関係を徹底的に調査する」と話しているという。

これに韓国のネットユーザーからは「非常識だ。少女像は歴史を知らせ、私たちを守るために存在している。これがどんなに恥ずかしい行為か分かってほしい」「親日関連の事件はみんな国外に追放するという法律をつくろう」など批判の声が相次いでいる。

一方で「そんなに騒ぐこと?少女像ではなく生きている慰安婦被害者を大事にしようよ」「寒いから少女像に上着を着せてあげたのかもしれない。メーカーよりその気持ちの方が大事だ」との声も。

また「(2年前に始まった)日本製品不買運動を忘れるなというメッセージでしょ?」「デサントのイメージを悪化させるための作戦かな」と予想する声も上がっている。

韓国では少女像をめぐるこうした問題がたびたび起きている。昨年7月には京畿道に設置された像に男性4人が唾を吐きかける姿が目撃された。その他にも、大邱2・2記念中央公園前の像が落書きされたり、ソウル日本大使館前の像がハンマーでたたかれたりする被害も起きている。(翻訳・編集/堂本)