2021年2月23日、第一財経は中国国内で高速鉄道を超える速度のリニア建設計画とシステムの開発が進んでいることを報じた。

記事は、広東省自然資源庁が先日発表した2035年までの国土空間計画案で、北京と香港・マカオを結ぶリニア路線、上海と広州を結ぶリニア路線など初めて高速リニア路線の計画を明確に示したと紹介。また、四川省成都市では西南交通大学の開発技術を採用した世界初の高温超電導高速リニア車両と実験線の使用が始まったと伝えた。

さらに、昨年8月には交通運輸部が「時速600キロの高速リニア、時速400キロ級の高速軌道鉄道列車の研究、試験を推進する」ことを提起したと紹介している。

その上で、西南交通大学で高温超電導高速リニアプロジェクトの責任者を務める金朝輝(ジン・チャオフイ)氏が「高速リニアは市場ニーズがあり、技術的にも実現可能だ」と語るとともに、実験室でのシミュレーションにより実現可能であることが分かった高温超電導リニア技術をどう実用化設計していくかが現状の課題だとしたことを伝えた。

金氏は、現在世界の高速リニア開発では日本の低温超電導リニア、中国の高温超電導リニア、ドイツの電磁力リニアという3種類の技術が存在し、日本の試験では最高時速603キロが出たほか、ドイツの技術で製造された上海リニア路線の最高時速は430キロに達していると説明。同大学が開発している高温超電導リニア技術は、まず大気環境での時速600キロ以上での実用化を実現した後に、未来の真空管技術を融合させた上で将来的には時速1000キロ以上のスピードに到達させることを計画していると明らかにした。(翻訳・編集/川尻)