北朝鮮の住民が泳いで越境を行ったいわゆる「足ひれ亡命」に関して、韓国の国防部は担当部隊の指揮官である陸軍22師団長を解任し、これを管轄する8軍団長にも「厳重警告」の措置を下した。4日、韓国日報が伝えた。

記事によると、韓国国防部は4日、「合同参謀本部と地上作戦司令部の合同調査結果をもとに、任務の履行実態や事態への処置過程、水門及び排水路の管理などにおける過失の程度に応じ、関係者24人に対して人事措置を行う予定」とし、「陸軍参謀総長の名で8軍団長を書面警告し、22師団長を解任及び懲戒委員会に付す」と発表した。

また、「旅団長と前・後任の大隊長、当該区域の合同作戦支援所長を懲戒委員会に付し、任務の履行不十分に直接的または間接的な責任のある18人の問責を、陸軍の地上作戦司令部に委任した」と明らかにした。

22師団は2月16日に北朝鮮の住民が潜水服とフィン(足ひれ)を着用して海から越境を行った際、軍の監視装置がその姿を10回捉えていたにもかかわらず、このうち8回を見逃していた。

韓国国防部は「今回の事態を重く受け止め、生まれ変わる覚悟で対策を強化していく」とし、「韓国軍が国民の信頼を取り戻せるよう最善を尽くしたい」と述べているという。

これに対し、韓国のネットユーザーは「国防部長官の解任はしないのか?」「最高責任者は文大統領のはず」「そもそも政府がたるんでるのがいけない」「師団長ではなく、平和モードだ統一だといって北朝鮮を甘やかしている政府の責任では?」「自分が22師団長なら、兵役期間を短縮し、携帯電話も許可して軍人の気を緩ませた文大統領を訴える」「監視担当の隊員が携帯電話を見てサボっていたに違いない」「師団長がその場にいたのか?その時勤務していた隊員を処罰すべき」など、さまざまな反応を見せている。(翻訳・編集/丸山)