米国の中国語ニュースサイトの多維新聞は27日、フランスのジャンイブ・ルドリアン外相が、中国とロシアについて、新型コロナウイルスのワクチンを利用して他国に侵略的な外交を行っているとの認識を示したと報じた。
ロシアの通信社スプートニクの26日付報道として伝えたもので、ルドリアン外相はラジオ局フランス・アンフォとのインタビューで、ロシア製新型コロナウイルスワクチンのスプートニクVについて、「それがどのように管理されるかという点で、それ(スプートニクV)は連帯と健康協力の手段というよりも宣伝と侵略的な外交の手段だ」と述べた。
ルドリアン外相は、ロシアが北アフリカのチュニジアにワクチンを提供すると「多くのメディアの関心を集めて」発表したと述べた。その上で、国連が支援するワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX」はすでにチュニジアに10万回分を提供しており、5月までにさらに40万回分の提供が予定されていると強調し、「これこそが本当の連帯であり、本当の健康協力だ」とした。
また、中国によるセネガルへのワクチン援助も同様に「国際的な影響力拡大」のためのメカニズムだと指摘。「ロシアと中国は自国民に予防接種をする前でさえ海外で影響力を得るためにワクチンを使用していた」と述べた。(翻訳・編集/柳川)