今後5〜10年の商業ロケット打ち上げの需要に対応するため、浙江省寧波市の象山で中国の5カ所目となるロケット発射センターの建設が始まった。環球時報が伝えた。
浙江省政府がこのほど公表した「浙江省重大建設項目『十四五』計画(請求意見版)」によると、基地建設に200億元(約3400億円)を投じ、寧波国際商業宇宙発射センターを重点的に推し進める。計画の敷地面積は67平方キロメートルで、うち発射場が35平方キロメートル、産業サポートエリアが32平方キロメートルとなっている。
象山はロケット打ち上げ基地として多くの利点を持っており、近くの寧波や台州にはロケット製造に関わる産業が完備され、完全な産業チェーンが形成できれば、現地での製造・組み立ても可能になる。
また、象山の緯度はケネディ宇宙センターが位置するケープカナベラルに似ており、クリアランス条件も優れており、ロケット推進段階の落下エリアはほぼ海であるなど、商業ロケットの打ち上げに適した場所となっている。
現在、中国には内陸部にある酒泉、太原、西昌の三つの発射場のほか、沿岸部の海南省に文昌発射場もある。メディアの分析によると、既存の四つの発射場は国家の大型発射プロジェクトを担い、象山は商業プロジェクトを重点的に発展させるという。(提供/環球網・編集/孫ソウ)