2021年5月11日、中国メディアの「新聞晨報」によると、PCのマザーボードやグラフィックボードの大手メーカーである「ギガバイト(GIGABITE)」社が、公式ホームページで公開したコメントの内容が「中国の製造業をおとしめている」との指摘を受け、謝罪した。
記事によると、先日ギガバイト社は公式ホームページ上で「中国で委託製造している低コスト、低品質の他社ブランドとは違い、(ギガバイト社の)ノートパソコンは90%台湾での製造にこだわっています」との声明文を公開したが、中国のネットユーザーから「中国での製造が『安かろう悪かろう』という意味だ」「中国の製造業や取引先をからかった」と、SNSで指摘を受け、批判と抗議が多数寄せられた。
これを受け、ギガバイト社はホームページから声明文を削除した上で、11日の午後0時30分に微信(WeChat)公式アカウントを通じて「先日弊社のホームページで公開したコメントに一部、事実に反する内容がありました。社内の管理体制が不適切であったために、皆さまに不快な思いをさせてしまったことについて、心よりおわび申し上げます」との謝罪のコメントを発表した。さらにその1時間後に微信(WeChat)公式アカウント上で「ギガバイト社は『一つの中国』の立場に賛同し、分断を促すあらゆる行為や言論に反対します。このたびの不適切な言論について深く反省し、中国の国家原則に即した内容へ全面的に改めるよう検討いたします」とコメントを再び発表した。
記事によると、ギガバイト社の2回の謝罪コメントについて、中国のネットユーザーからは「誠意を感じない」「謝罪が宣伝になっている」といった声が多く、「あまり理解を得ていない」状態だという。また、現在「京東網」「蘇寧易購」「天猫(Tmall)」などの中国大手ECサイトでは、「ギガバイト」の関連商品が検索にヒットしない状態が続いており、同社の全製品がサイト上から撤去された可能性があるという。(翻訳・編集/原邦之)