2021年6月14日、韓国・国民日報などによると、韓国政府が公式SNSに先進7カ国首脳会議(G7サミット)の集合写真を掲載する際、南アフリカ首脳の姿をカットしていたことが分かり、物議を醸している。

韓国政府公式Facebookは13日、「1枚の写真で見る、大韓民国の地位」と題して、G7に出席した首脳らの集合写真を掲載した。写真は12日、英コーンウォール・カービスベイで撮影されたもので、文在寅(ムン・ジェイン)大統領はボリス英国首相、バイデン米大統領の間に立っている。韓国のネット上には「韓国の地位が伝わってくる。誇らしい」という声が寄せられていた。政府も「この位置、この姿が大韓民国の地位だ。私たちはここまで来た」「苦難の時間を克服した偉大な国民の血と汗にじむ努力の結果だ」とし、「全ては国民のおかげだ」と伝えていた。

しかし、この写真は、向かって左端に立っていた、南アフリカのラマポーザ大統領の姿がカットされた「編集済み」のものだと分かり、「不適切だ」と指摘する声が上がったという。編集は韓国政府が行ったもので、ラマポーザ大統領の姿を消した結果、文大統領がより中央寄りに立っているように見えている。

この件が論争となったことを受け、担当者は「写真制作の過程でミスがあり、修正した」として、写真を未編集のものに差し替えたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「サミットの写真まで捏造(ねつぞう)するとは」「自分たちの満足のために、唯一のアフリカ首脳を切り落とすなど、外交的欠礼だ」「意図的に消したのなら人種差別だ」「幼稚なまねはよしたほうがいい。国民は見逃さないよ」「他国が文大統領を消した写真をサイトに載せたら、顔を真っ赤にして怒るだろうに」など、怒りの声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)