2021年6月15日、韓国・イーデイリーは「即席麺の元祖国を自称する日本で韓国ラーメンがブームだ」と伝えた。

韓国関税庁によると、今年初めから4月までの即席麺の対日本貿易収支は2109万ドル(約23億円)の黒字を計上した。黒字幅は前年同期(1737万ドル)より21%増加した。通年で見ても、昨年は前年(3223万ドル)比65%増の5331万ドルの黒字となっている。日本との「即席麺貿易黒字」は、一時は下り坂だったものの、2015年を機に好転し、毎年、黒字幅が拡大しているという。

こうした好調は、各メーカーの業績にも現われているという。「辛ラーメン」などの農心は、今年1〜3月期の対日本売上高は前年同期比17%増の193億ウォン(約19億円)を記録した。三養食品も今年5月までの対日輸出額は70億ウォンで、昨年の年間輸出額(90億ウォン)を上半期中に超えるものと期待される。輸出額の80%は「プルタク炒め麺」が占めているという。

記事は、韓国の即席麺の好調について「日本の即席麺市場そのものの拡大」が大きく影響したと説明している。大韓貿易投資新興公社(KOTRA)が現地資料を引用し作成した報告書によると、昨年の日本国内における即席麺の出荷額ベース総需要は6307億円で、前年に比べ6.2%増加。このため「輸入即席麺の需要も拡大し、韓国メーカーもチャンスをつかんだ」としている。日本における輸入即席麺に占める韓国製品の割合は19年の69%から昨年は74%に拡大している。また「日本国内の需要がカップ麺から袋麺に移行したことも影響した」という。新型コロナウイルスの影響で在宅時間が長くなったことでカップ麺より袋麺を選ぶ人が増え、もともと袋麺が中心だった韓国の商品とマッチしたとみられている。

記事は「辛いものをさほど好まない日本の食文化を考慮しても、期待以上の善戦だ」と評している。「辛ラーメン」「プルタク炒め麺」は、かつては辛さが日本進出のハードルとなっていたが、今はむしろ「辛い麺市場」を創出しているという。BTSのメンバー・ジミンが「プルタク炒め麺」を好きだと知られるなど、韓流ブームの影響で韓国の味が受け入れられたことも大きな要因だとしている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「即席麺の元祖、日本で韓国の即席麺が人気なのは誇らしい」「すばらしい大韓民国」「日本人も韓国のヤンニョムの味を知ったら、薄味の日本の料理なんて食べられなくなるよ」「BTSはすごいね」「さすがブランド評価トップのアイドル。ジミン、ありがとう」「日本のインスタントラーメンも種類が豊富でおいしいよ」などの声が寄せられている。

その他、「いいニュースではあるけど、日本の即席麺市場の100分の1規模なのにブームだとか大げさじゃないか?」「自分もジミンが食べてるのを見て初めて(プルタク炒め麺に)挑戦してみたけど、辛すぎたよ(泣)」「自分は辛い物が苦手だから、辛い味の製品ばかり増えて悲しいよ」「日本人には辛すぎない?」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)