2021年6月15日、中国メディアの観察者網は、主要7カ国(G7)サミットから帰国した菅義偉首相が、日本国内でサミットにおける影の薄さを風刺されていると報じた。

記事は「まるで背景ボードになったかのように、気まずそうな表情で米、英、仏、独などの首脳が気さくに話す様子を見ていた」とし、G7サミットの場で写真に捉えられたそれぞれのシーンにおいて菅首相が「よそ者感」を醸し出していたと伝えた。

また、G7サミットについて西洋メディアはバイデン米大統領の「デビュー」に注目する一方で、同じく国際的な会議への初参加となった菅首相についてはほとんど関心を寄せなかったとしている。

そして、菅首相が帰国すると日本の毎日新聞は菅首相の孤独ぶりや存在感に焦点を当てた報道を行い、他国の首脳がエリザベス女王と親しげに会話する中で菅首相だけは離れた場所に立っていたことが日本のSNS上で話題になったと紹介。日本のネットユーザーからは「外務省は菅首相に外交マナーを教育すべきだ」といった批判や、菅首相の英語力が「孤立」の大きな原因だという指摘が飛び出した一方で、「知り合いがいない上、初めての国際会議だったのだから孤立してしまってもある意味仕方がない」との同情も見られたと伝えた。

記事はさらに、日本との関係が悪化している韓国メディアも、招待を受けて参加した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の周囲には各国首脳が集まっていたのに対し、菅首相は「ぽつんと孤独だった」と報じたことを併せて紹介している。

この件について、中国のネットユーザーは「本当に重要な国は、写真に映っていなかったとしても、至るところで影響力を発揮する」「その場にいるのに存在感がない人がいる一方で、その場にいないのに常に話題になるアニキもいる」など、現場にいながら存在感を示せなかった菅首相と対比する形で、その場にいないにもかかわらずサミットの中で常にテーマとして取り上げられた中国の存在感を強調するコメントを残している。(翻訳・編集/川尻)