2021年6月29日、「日本の福島県産の桃」と広告で表示した桃風味の炭酸飲料を販売した中国大手飲料メーカー「農夫山泉」が、一夜明けて炎上の原因となった炭酸飲料の販売価格を値下げしたことを伝えるツイートが、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で注目を集めている。

中国メディアの鳳凰網科技や北京商報は、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の公式アカウントを通じて、「農夫山泉が虚偽の宣伝か」「農夫山泉の炭酸水6割引で販売」などのハッシュタグや動画付きでツイートし、「6月27日に『福島県産あかつき桃』の炭酸水を販売し、ネットユーザーから『2011年以降輸入が禁止されている福島県の農産品を使用しているのか?』『虚偽広告ではないか?』などの疑いをかけられていた中国大手飲料メーカー「農夫山泉」が、一夜明けた28日にアリババが運営するネットスーパー「盒馬(フーマー)」などのアプリで、炎上の原因となった桃風味の炭酸水を6割引で販売していた」と伝えた。

ツイートによると、原因となった桃風味の炭酸水はもともと5元(約86円)で販売していたが、28日には2元(約34円)に値下げしていたという。値下げについて、北京商報の記者が「盒馬(フーマー)」に取材したところ、「農夫山泉側から通知を受けて価格を調整した」と回答があったという。また「当局が調査したところ、農夫山泉が27日に発表した声明通り、炭酸水の原料は福島県から輸入していないことが判明したが、28日時点で香港証券取引所での農夫山泉の株価は40.4香港ドル(約575円)で、今年1月8日に記録した過去最高値67.75香港ドル(約968円)の約6割に下落。時価総額は3190億4700万香港ドル(約4兆5440億円)が蒸発した」とも伝えられている。

これについて、ネットユーザーからは「回収した方がいい」「全国の消費者をばかにしている」「広告に虚偽の疑いがある」「2元(約34円)にしても利益が出るのか」「広告一つで株価が3000億香港ドルも下落するのは痛いな」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/原邦之)