第2次世界大戦の終戦から76年を振り返り、中国メディアは「日本は戦争への反省を示していない。歴史を真剣に反省しなければ、同じ間違いを避けられない」と批判した。この中では「米国につられて踊り、中国の内政に干渉している」とも指摘。「必ず二の舞いに」と歴史問題で日本をけん制した。

中国網はまず「76年前の8月15日は一つの節目に過ぎない」と前置き。日中戦争に触れ、「この戦争は日本の中国の国土に対する蹂躙(じゅうりん)、侵略戦争だ。日本は1931年に中国の東北、33年に熱河、35年に華北、37年に北京、天津、保定、太原、石家荘、杭州、上海、南京、38年に青島、徐州、武漢を占領した。39年からは重慶爆撃を開始した」と続けた。

記事は「日本の侵略により、中国の山河が陥落し、人々が塗炭の苦しみに陥った。そのためこの戦争を単純に『戦争』と呼ぶのは正確ではない」と言及。こ「これは日本軍国主義が発動した侵略戦争であり、戦争の惨禍に巻き込まれたのは侵略を発動した国ではなく、被侵略国だ。この点を同じレベルで論じては決してならない。侵略戦争の発動国は深く反省しなければならない」と訴えた。

さらに「日本軍国主義が発動した侵略戦争は、中国人民に大きな傷をもたらしたが、日本側は中国人民への謝罪を拒否している」と非難。「日本側は72年の『中日共同声明』の中で『日本側は過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する』としたが、『謝罪』という言葉を使わなかった」と振り返った。

最近の日本の動向に関しては「日本の一部の政治家は歴史の教訓をとっくに忘れたばかりか、いわゆる『民主主義』の信奉者に一変し、侵略の歴史の美化を始め、堂々と(靖国神社に)A級戦犯を祭っている」と断罪。「彼らはさらに逆ねじを食わせ、中国の発展を『脅威』と中傷している。あちこち動き回って策を弄(ろう)し、中国を包囲する同盟を寄せ集め、当時の列強と共同で圧力をかけている」と語気を強めた。

その上で中国網は「米国につられて踊り、中国の内政に干渉している。中国人民はこのすべてから、日本の当時の醜い行いを想起せざるを得ない。日本の一部の政治家は歴史を反省せず、教訓をくみ取らず、さらには態度を正していない」と主張。「中国への敵意、傲慢(ごうまん)、価値観に基づく偏見に満ち、76年前に生きているかのようだ」として、「歴史の十字路に立った日本が再び方向を見失い、人類の良識を踏みにじれば、必ず二の舞いを演じることになり、未来はないだろう」と論じた。(編集/日向)