封殺対象として出演作が一斉に削除され、その動きが話題になっている中国の女優ヴィッキー・チャオ(趙薇)について、所有するフランスのワイナリーに逃避したのではないかと報じられている。

今月26日、代表作のドラマ「還珠姫 〜プリンセスのつくりかた〜」など、ヴィッキー・チャオの出演作品が動画配信サービスから姿を消し、中国版ツイッター・新浪微博(ウェイボー)で、ファンのコミュニティとなる「超話」(スーパートピックス)からも、ヴィッキー・チャオのトークルームが全削除される事態が発生した。

一気に封殺対象となったヴィッキー・チャオだが、中国メディアでは考えられる「7つの理由」を報じている。そのうちの1つは、ヴィッキー・チャオが運営する芸能事務所に所属していた俳優チャン・ジョーハン(張哲瀚)がこのほど「親日騒動」を起こしたこと、またヴィッキー・チャオ自身が過去に、旭日旗をデザインした洋服で世間の批判を浴びたトラブルもその1つとなる。だが最も深刻なのは、アリババ・グループ創業者のジャック・マー(馬雲)氏との関係だとされている。

ヴィッキー・チャオおよび実業家の夫は2014年、アリババ傘下の映画会社・阿里影業の9.18%の株式を約25億元(約424億円)で取得。同社の2番目の大株主となった。ヴィッキー・チャオは11年、仏ボルドー地方のワイナリーを購入しているが、台湾メディアではその隣のワイナリーをジャック・マー氏が取得していると報道。ヴィッキー・チャオ夫妻との親交の深さを示している。

この騒動が勃発してから行方不明となっているヴィッキー・チャオだが、今月27日にフランスへ到着し、所有するワイナリーで先に身を隠していた夫と合流したのではないかと中国メディアが報道。しかしネット上では、騒動が明るみに出る前からヴィッキー・チャオが監視対象だったのは明らかで、「出国は不可能」とこの報道を疑問視する声も上がっている。(Mathilda)