2021年9月20日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、巨額の負債を抱えている中国の不動産大手・恒大集団の株価急落が、世界の株式市場に影響を与えていると報じた。

記事は、香港株式市場における恒大集団の株価が20日に終値が前営業日比で9.84%下落してこの11年での最安値を更新し、この1年で同集団の市場価値が85%減少したと紹介。同集団の関連リスクの影響があらゆる株式市場で発生し、投資家によるリスク回避の心理が全ての指標や業種に働き始めたと伝えた。

そして、真っ先に影響を受けた香港市場の20日の終値が同3.30%下落し、その後パリ市場、ロンドン市場と軒並み株価指数が大きく下落し、さらにニューヨーク市場のダウ・ジョーンズ株価指数、NASDAQも減少したと紹介している。

その上で、英総合金融サービス企業IGのフランス法人アナリストが「中国で2番目の規模を持つ恒大が潜在的な債務不履行リスクに直面しており、投資家はこの状況が伝染するのではないかと懸念している」と述べたことを伝えるとともに、同集団が約30兆円の負債を抱え、現在資産売却によって債務の履行に努めているものの、債務不履行が生じた場合には中国の大部分の金融体系が破壊される可能性があるとした。(翻訳・編集/川尻)