2021年9月21日、中国メディアの環球網は、英紙が日本を手助けするために中国の軍事的脅威を伝えるべく各国の軍事費のグラフを掲載したところ、盟友である米国の莫大(ばくだい)な軍事費が浮き彫りになる「皮肉」が生じたと報じた。

記事は、英紙ガーディアンが先日、日本政府による中国の軍事的脅威に対する主張を紹介する報道の中で、中国の軍事費がいかに大きいかを際立たせるために、中国と英国を含む主要国の軍事費を比較するグラフを掲載するとともに「中国の2020年の軍事費は英国の3倍だった」と記述したことを伝えた。

その上で「皮肉なことに、このグラフで最も目を引いたのは、米国の軍事費が中国を含めた全ての国よりも遥かに大きかったことだ」と指摘。グラフでは米国が7380億ドルで中国の約4倍の金額になっており、中国、ロシア、英国、フランスの4カ国を合わせても米国の半分以下であるとした。

そして、同紙のグラフについて米国のメディア関係者から「論点がずれている」といった批判が出たほか、ネット上でも「中国の人口は英国の20倍で、国土も英国より遥かに大きい。しかも周辺には大量の米軍基地の脅威がある。それなのに英国の軍事費が中国の3分の1にも上っているということのほうがむしろ疑問だ」との指摘が寄せられていると伝えた。

また、ガーディアンが同じ報道の中で「中国の過去数十年の軍事費増加ペースを見れば、中国側による『防衛目的』の軍備増強という論理は成り立たない」としたことに対しても、ネットユーザーから「米国は70カ国に800の軍事基地を構えているのに対し、中国が海外に持っているのは補給用の基地たった一つだけだ」との反論が出たと紹介している。(翻訳・編集/川尻)