2021年9月30日、米華字メディア・多維新聞は、スウェーデンのアパレルブランド、ヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)の中国市場での売り上げが大きく減少したと報じた。

記事は、米ブルームバーグの30日付報道を引用。H&Mが同日に発表した業績により、8月までの3か月間において中国市場が同社の10大市場から転落し、営業収入が大きく減少したことが明らかになったと伝えた。

そして、同日行われた電話会議にて、中国市場における直近四半期の営業収入が少なくとも前年同期比で少なくとも40%減少するというデンマーク・ダンスケ銀行のアナリストによる予測が確認されたと紹介。ヘレナ・ヘルマーソンCEOが「状況は複雑だ」とコメントするにとどまり、それ以上の評価は行わなかったと伝えた。

記事によれば、今年7〜9月期において10番目の市場規模を持つスペインでの売り上げが15億5000万クローナ(約200億円)だという。上位10大市場から転落した中国市場の売り上げはこれより低く、昨年7〜9月期の中国市場での売り上げが25億5000クローナ(約320億円)だったことから、今年7〜9月期の中国市場での売り上げが少なくとも前年同期の約40%に当たる10億クローナ(約120億円)減少した計算になるというのが「少なくとも40%減少」の根拠だ。

記事は、昨年時点で中国はH&Mにとって4番目に大きな市場で、10億米ドル(約1100億円)の営業収入があったとする一方、新疆ウイグル自治区における強制労働に言及したことで今年3月より中国のSNS上で不買運動が拡散して売り上げが激減したと解説している。(翻訳・編集/川尻)