中国科学院瀋陽自動化研究所が7日に明らかにしたところによると、同研究所が研究・製造を担当した自律型無人潜水機(AUV)の「探索4500」が中国第12次北極科学観測で、北極高緯度海氷エリアにおける科学観測任務の遂行に成功した。同研究所の科学観測者4人はすでに科学観測船「雪竜2」号に乗り帰還した。科技日報が伝えた。

中国がAUVを使い北極高緯度エリアで近海底科学観測を行ったのは初めてだ。その潜水成功は中国が北極海嶺の複数の階層における物質エネルギー交換及び地質プロセスの模索と認識を絶えず深化させるための重要なデータ・資料を提供しており、中国が北極の環境保護への深い参加のための重要な科学的サポートを提供するものとなる。

今回の北極科学観測の活動エリアが高密度の海氷によって覆われているという特徴から、科学研究チームは音声遠隔操作と自動案内を結びつけた画期的な氷下回収技術を開発した。海氷の高速移動と回収海域面積の狭さがAUVの回収にもたらす課題を克服し、AUVの海氷密集エリアの北極高緯度海域における連続的な潜水の成功を保証するとともに、すべて安全に回収した。

科学観測の応用において、探索4500は近海底高解像度マルチビーム・水文・磁力データを取得した。超低速で拡張するガッケル海嶺の地形、マグマ・熱水活動などの北極深海の先端科学研究に向けた最も先進的な探査の技術的手段を提供した。

探索4500は中国科学院「熱帯西太平洋海洋システム物質エネルギー交換及びその影響」戦略的先導科学技術特定プロジェクトによる開発支援を受ける深海装備だ。探索4500の科学観測における応用成功は、その北極海氷エリアにおける良好な低温環境適応能力、高緯度・高精度測位性能、海氷密集エリアにおける故障緊急対応能力、海嶺近海底における精密探査能力を十分に検証し、中国の北極科学観測におけるAUV応用の先例を作った。(提供/人民網日本語版・編集/YF)