2021年10月10日、韓国・ニューシスは「韓国与党『共に民主党』の公認大統領候補に李在明(イ・ジェミョン)京畿(キョンギ)道知事が確定したが、同陣営の表情はさほど明るくない」と伝えた。

来年3月の次期大統領選に向けた同党予備選の結果、累積得票率50.29%を獲得した李在明氏が党公認候補に選出された。2位の李洛淵(イ・ナギョン)前代表は39.14%にとどまった。

前日までは累積得票率55.29%を記録し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の2017年の予備選得票率(57%)達成も期待された李在明氏だが、国民・一般党員投票では李前代表に大差で敗れ、圧勝とはいかない結果になったという。記事は「城南(ソンナム)市長在職時の都市開発に関する疑惑が浮上したことで疑念が広がった上に、反李在明派の文大統領支持層が結集した影響」だと分析している。

また、予備選から途中で撤退した丁世均(チョン・セギュン)前首相、金斗官(キム・ドゥグァン)議員の得票は無効処理されたが、これが有効票となった場合、李在明氏の得票率は過半数に達しないと指摘する声も上がっているという。

李在明氏は公認候補確定の直後、メディアのインタビューに応じ「最後に予測とは異なる結果が出たことは事実。これも国民の声であると謙虚に受け止める」とコメントしている。同陣営としては、予備選を圧勝で締めくくり、すぐに本選モードに切り替えようという計画がいきなり頓挫した形となり「騒がしい雰囲気になっている」と記事は伝えている。

一方、李洛淵氏の陣営は中央党選挙管理委員会に対し、丁世均氏と金斗官氏の無効票に関し異議を申し立てる意向を示し、「事実上、予備選への不服を宣言した」という。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「李洛淵前代表は男らしく結果を受け入れ、李在明知事をサポートするのが道理ではないか」「有終の美を知らない李洛淵前代表。最後まで余計なことをして、あきれるね」「李洛淵前代表は、こんなに小さな器で大統領になるつもりだったのか?」「予備選をやり直すとしたって、李洛淵前代表が負けるでしょ」など、李在明氏支持派の意見が多く寄せられている。

一方で、「だから予備選は公正に行なわないと」「不正は正すべき。意義は申し立てて当然だ」「結果に不服なのではなく、正しく処理しろと言っているだけ」という李洛淵氏支持派のコメントも多い。(翻訳・編集/麻江)