買春の疑いで北京市公安局に拘束された中国の著名ピアニストのユンディ・リ(李雲迪)を、中国の国営メディアが相次いで批判している。

北京市公安局は21日夜、買春の疑いでユンディ・リの身柄を拘束したと発表した。ユンディ・リは2000年に当時18歳で出場した「ショパン国際ピアノ・コンクール」で史上最年少優勝の快挙を達成。その後も国際的なピアニストとして活躍していた。

中国中央テレビ(CCTV)は「整った顔立ちは法を犯す盾ではない。才能は傍若無人に振る舞うための免罪符でもない。『ピアノ王子』ユンディ・リの買春による拘束は、国法を無視する一部のスターたちに再び警鐘を鳴らした。法律を守ることは人間として最低のラインだと。超えてはいけない一線を越え、国法と公徳に挑戦する者は、まさに自業自得だ!」と断じた。

また、共産党機関紙・人民日報系の環球時報は「これで分かっただろう。スターになるのもハイリスクだ。人気が出れば出るほど、落ちた時の衝撃は大きい。スターは安全に、厳格に自らを律することが唯一の保険だ」とし、「スターは世論の“許し”を期待してはいけない。スターが買春で捕まったことはネット上では極上のウリだ。人々がこのウリをよってたかって食べるのもまた、世間のバランスの取り方だ。スターが手にしている主導権は、自分がそのウリにならないことだ」と論じた。

ユンディ・リはそのルックスから「ピアノ界のキムタク」とも呼ばれ、日本でもたびたびツアーを行っていた。(翻訳・編集/北田)