中国メディアの環球時報は1日、ドイツのアニヤ・カルリチェク連邦教育研究省大臣がこのほど、ドイツ大学長会議(HRK)と各州文部大臣会議(KMK)への書簡で、国内にある全ての孔子学院を閉鎖するよう求めたと報じた。

孔子学院とは、中国政府が世界各国の大学などと提携してその地に設立する中国語および中国文化に関する教育機関。欧米では「中国共産党のプロパガンダ(政治宣伝)機関・スパイ機関」との指摘もある。

ドイツでは先日、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席について書かれた独誌の元中国特派員らによる新刊本の出版記念イベントが、二つの大学の孔子学院で予定されていたが、中国の外交官からの圧力で中止になったと報じられていた。

記事によると、カルリチェク氏は、各大学に対し、「ドイツの大学における孔子学院の役割を再評価し、正しい結論を引き出す」よう呼び掛けた。同氏は「国内に19ある孔子学院のそれぞれの大学への影響について、ある時期以来、とても懸念している」とした上で、各大学に対し、「孔子学院との協力について検討」し、「中国の影響についても真剣に検討」するよう勧告した。(翻訳・編集/柳川)