2021年11月16日、韓国・ヘラルド経済は「『サムスンのように作れない』米グーグルが折りたたみスマホを断念」と題する記事を掲載した。

記事によると、ディスプレイ専門市場調査会社のディスプレイ・サプライチェーン・コンサルタンツ(DSCC)は「米グーグルが最近折りたたみスマートフォン『Pixel Fold』の発売中止を決定した」と伝え、「グーグルは製品が必要な競争力を備えていないと判断した」「おそらく欧米の隙間市場でライバルのサムスンより高い費用を払うことが不利だということに気づいたようだ」と説明した。DSCCは「年内はもちろん、来年上半期にも公開されない見通しだ」としているという。

グーグルは約2年にわたり折りたたみスマートフォンを開発してきていた。今年中に発売され、欧米のプレミアムスマートフォン市場でサムスン電子と競争することが予想されていた。先月には、折りたたみスマートフォンやタブレットPCなど大画面機器専用のOS「Android 12L」のプレビューを発表していたという。

「Pixel Fold」は7.6インチの大画面内部ディスプレイにカバーディスプレイを搭載し、内部には120Hz高リフレッシュレートのディスプレイと、自社製チップ「テンサー」が搭載されるとされていた。記事は「全般的にサムスンのGalaxy Z Foldシリーズと似ているが、ハードウェアのスペック面でサムスンには及ばなかった」「折りたたみスマートフォンが隙間市場である点も発売中止の理由。一般のスマートフォンでも苦戦中のグーグルにとっては、折りたたみスマートフォン市場参入により得られる利益は微々たるものと予想されるため」などと指摘している。

これを受け、韓国のネット上では「サムスンのある韓国の国民ということが誇らしい」「もっとサムスンが大きくなりますように」と称賛する声や、「世界の人材がサムスンに集まってるから、グーグルが追いつけるわけがない」「グーグルフォンは部品も全て海外製。ネームバリューとソフトでアップルのように売りたいけどそれは難しい。でもサムスンよりネームバリューはあるから追い越そうとしたはいいけど、ディスプレイからヒンジまで韓国の技術が必要」と指摘する声が寄せられている。

一方で「オーナーリスクさえなければサムスンはもっと一流企業になれるのに」「世界トップの企業国家に三流の政治を行なう国」「自分さえよければいい文政権じゃなかったら…」と嘆く声や、「折りたたみスマホはまだソフトよりハード技術が重要な時期だから、ハードに強いサムスンがより有利な市場。ただし市場が成熟期に差し掛かるとソフトが重要になってくる。そうすればアップルやグーグルがより有利な状況になるだろう」と警鐘を鳴らす声も見られた。(翻訳・編集/松村)